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新解 われここにあり

例のあいつによる例のあいつのための日記的ブログ

天丼のぞっとする話(horrible tales of tendon)

ネタ

早速ぞっとする話、しようと思います。夏だし。

 

俺の住んでいるマンション、ここでは仮にテラスハウスとします。

しません。

近くにすごくいい天丼屋さんがあるんですね

安いし多いし美味い!若干有名な天丼屋さん

ちなみにレストランとかいけない貧乏な自分は

彼女ここに連れて行きます。連行です。

 

行きつけなわけであの夏の日にも天丼食べにいったんです

そしたら北斗の拳に出てくる貧困に喘ぐじいさんみたいなの(仮に井上とします。)

が居たんです。

言い方は悪いですが小汚いジジイですね

 

まあ井上なんて気にせず自分は携帯いじってたんですけど

この井上、、なんか変なんですよね

 

テーブルの丼の横にティッシュ置いてるんです

そしてその上に天丼の天の部分、天ぷらをよけてるんですね

 

 

どうして天ぷらよけてるんだろう、、

そういう食べ方が好きなのかな??

とか考えてたわけです

 

一応その井上ちょっと申し訳なさそうなんです

こんな食べ方してすんませんねえ的なニュアンス

 

やっと運ばれてきた自分の天丼食べつつ井上を

こっそり見てたんですけど

 

 

なんとその井上

 

天丼からよけた天ぷら全部

 

ティッシュに包んで店のゴミ箱に捨てたんですねえ、、、、

 

 

目を疑いました。

 

天丼屋さんに来て天ぷらを一切食べない井上。

もう残ったのは白米オンリーです。

 

これは本当に恐ろしいことです。

一瞬で天丼がそのアイデンティティを失いました。

丼です。

 

俺の頭によぎったのは

(え?? 菜食主義者? カロリー制限? でもそれならそもそも天丼屋には来ないよな え? じゃあどうして? どうしてなの? どうして天捨てるん?)

という思い

 

そんな俺の未知への探究心を知ってかしらずか

 

彼はかばんからとある透明な袋を取り出しました

その中身を手づかみで少しずつ元天丼にのせながら

食べてるじゃあないか。

 

これも本当に恐ろしいことです。

 

訝しみながらその中身を確認すると

《草》

 

草です。

 

マジ草オブ草 草

野菜とかじゃない草

 

草と一緒に白米を美味しそうに食べる井上

 

戦慄

 

天丼の天よりも草を選んだ井上

 

 

持参した草と共に白米貪る機械と化す井上

 

俺の胸に去来する思い

(え?? 菜食主義者? カロリー制限? でもそれならそもそも天丼屋には来ないよな え? じゃあどうして? どうしてなの? どうして天捨てるん?)

 

へへ、、すんませんね、、って感じで

草3 米7の割合で箸を口に運ぶ井上

 

謎の黄金比を前に圧倒される

 

 

 

 

無言の男の詩(うた)があった--奇妙な友情があった--

 

 

食べ終えた彼はスッと店を出て行った

 

 

謎の深まり具合が青天井

 

なぜ天丼屋にきたのか

なぜ草を食べるのか

なんの草なのか

 

なぜ俺はこんな変態ばかりに会うのだろうか

 

 

食べ終えた俺はそのことについて考えながら

帰路についていると

 

なんと路地で井上が待ち伏せしていた

 

井上は袋を取り出し俺に草を投げつけ

 

「すみませんがあなたもたべちゃいますね

すみませんがあなたもたべちゃいますね

すみませんがあなたもたべちゃいますね」

と言いながら近寄ってきた

 

あまりの出来事に呆然と立ち尽くしてしまった俺

ついに飛びかかろうとする井上

 

もう終わりかと思ったその瞬間

道端の草から一人の男が!!

「そこまでだ」

寺生まれで霊感の強いTさん!!!

 

 

Tさんはその両手を井上に向け「破ぁ!」と叫ぶと

手のひらから青白い光弾を放った!!

 

井上はそれに包み込まれやがて消え去った

 

「なんでここにTさんが!?」

 

「なんとなくお前の声が聞きたくなっただけさ」

 

俺は自分の頬に赤みがさすのを覚えた。

 

三年前のあの日、こうして事なきを得たんだ

 

寺生まれってスゴイ、改めてそう思った。

 

 

 

 

(天丼屋さんから出る前まではノンフィクション

後は各自のご想像にお任せします。)